アオウオの生簀に落ちたら

巨大魚がウヨウヨ泳ぐ生簀や水槽に落ちる状況をよく想像してしまうので付けたタイトルです。アオウオは今一番私の中で熱い魚です。ブログアイコンはアオウオでは無いです

映画観てきた。あと段ボールシアター作った

通ってるメンクリの近くに映画館があるおかげで、診察後に映画を観に行く流れができてる。良いと思う。あんまり映画館に行く習慣がないから新鮮で楽しい。私が行く映画館はちっちゃいんだけど、興味を引くマニアックな映画が多くて好き。街中のデカい映画館には全然行ったことないけど、ここは割と行く。

今日は『皮膚を売った男』を観てきた。軽くあらすじ書いて、ちょっとネタバレするので気にする方は読み飛ばしてほしい。


シリア内戦によって不当逮捕されかけた主人公は国外への逃亡を余儀なくされる。家族の助けでなんとか無事逃げられたは良いものの、ビザ取れないしどこにも行けねえ、彼女にも会えねえ、そもそも仕事も飯もねえ、というかなり差し迫った状況を有名アーティストのおっさんに漬け込まれる感じで背中に墨を入れさせてくれ!と頼まれ、自分の状況考えると引くに引けずに受けてしまって、そのままかなり攻めた"芸術品"にされる話。背中にビザ描くの趣味悪……。

「人間なら無理だけど、商品の今は渡航も出来るしWIN-WINだよね?金も払ってるしさ〜😊」みたいな……おっさんから滲み出る欺瞞が腹立たしかった。健康管理のことを"保管方法"とか言われてるし、保険屋は仮に主人公が死んだとしても「大丈夫、例えば癌で死ぬのは問題ないよ!でも爆死されるのは困るかな😂」とか言ってるし、みんな完全に主人公を人格を持った一人の人間とは見ていなくて、背中の素晴らしく芸術的値打ちのあるタトゥーだけが大事で、それに誰も違和感を覚えてなくて胸糞悪かった。

でもさ、人間が物扱いされてると何でモヤモヤするんだろうね。主人公は別に手荒な真似は全くされないし、勤務時間(?)以外は自由で、給料もたんまり支払われてる、五つ星ホテルの一室を用意されて好きなだけルームサービスも頼める待遇を受けてる筈なのにずっと可哀想だった。テーマこそ重かったけど、テンポは割と良くて結構さっぱりした爽やかな終わり方だったから観やすいと思う。


疲れた。映画の感想を書くのに慣れてない。本当はもっと色々見どころもあったし言いたいこともあるけど、記憶力と映画への情熱が足りてないから場面を思い出しながら適切な言葉を選んで感想を書くの疲れる。集中力も切れた。

でも映画自体は好きだし、これから定期的に観に行こうかな〜って思った。休職中の今だからこそ出来てるのかな?復職しても続けたいなあ。映画館行く度に思う。劇場に入ったら逃げられない感じが良い。強制的に集中させられるみたいな……そもそも真っ暗で気が散る要素が無いのが良い。音も良い、うるせーって思う時もあるけどね。私はゲーセンとかクラブが本当に苦手なんだけど、それは爆音が苦手だから。でも映画館ならさ、内容が面白ければ耳がちょっと劈くくらいの音響でも最高に感じられる時があるんだよね。映画にだけ向き合ってる時間って無になれるし、良いよなあ。習慣化したい……

そう思って、自宅でも映画を集中して観られるように「段ボールシアター」を作りました。

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上の四角い穴にスマホを置いて、自分は下の空洞に頭を突っ込んで仰向けで観るという代物です。そうすれば実際に劇場で観るのと同じかは知らんけど、結構集中して観ることができるみたい。家のテレビでAmazon primeとかNetflix観てても注意散漫だからすぐスマホ触っちゃうんだけど、この段ボールシアターがあればその悩みも解決されるんじゃないの?使うの楽しみ。

てかこれ確か相当前に流行ったよな。調べたら石原さとみさんが校閲ガールの時にやってたらしい。それで火がついたんですか?多分。そもそも、それが何年前?ドラマも全然観ないから時間軸が不明。私が昔からしつこく繰り返し観てて内容も全部覚えてていつ放送されたか言えるのは、マジすか学園1期(2010年)、2期(2011年)とファーストクラス1期、2期(どちらも2014年)だけです。

話をまとめるのって難しいね。また段ボールシアター使ってみたら感想書きます。あれどこに収納しようかな……。