アオウオの生簀に落ちたら

巨大魚がウヨウヨ泳ぐ生簀や水槽に落ちる状況をよく想像してしまうので付けたタイトルです。アオウオは今一番私の中で熱い魚です。ブログアイコンはアオウオでは無いです

寿司の話

お腹すいた!昨日彼女とお寿司食べに行ったのだがまた今日も食べたい。

北海道出身なので、寿司の話になると「道外のネタにはがっかりするのでは?」ということを割とよく聞かれるのですが、一度もそんなこと思ったことない。

寿司=美味しいものという式が脳に埋まっており、寿司それすなわち美味しいものという紐付けが完了してるんだと思う。もちろん北海道に帰省して食べる寿司は極上に美味しいけど、内地で食べる寿司も普通に美味しい。

「美味しい」の中にはランクがあるかもしれないけど、少なくとも人生で「まずいな〜この寿司」と思ったこと一度もない。でも一緒にお店行った人があんまり満足してなさそうだったり悲しそうな顔で文句言ってたりすることはあるから私の舌が恵まれてるんだと思われます。幸福な舌。

北海道の寿司屋であるトリトンやなごやか亭は文字通り垂涎レベルで美味しいけど、道外のチェーン店も等しく美味しく、スーパーの寿司も美味しくて満足。特段海側の地域でなくても別に良い。

ちなみに好きなネタは蟹味噌!!みそオンリーでも嬉しいけど、かにのほぐし身とみそが半分ずつ軍艦になってるやつが大好き。あの小さい面積で夢のハーフアンドハーフしてくれるの嬉しすぎ。

てか蟹味噌缶詰をみんなにお勧めしたい。すごいよ、缶詰の中にぎっしり蟹味噌入ってるんだよ(当たり前)。私は別にお酒飲まないからお茶と頂くけど、飲む人ならたまらないだろうね〜多分。

スーパーなら寿司だけじゃなくて、ちらし寿司も好き。あの味の染みたしいたけと錦糸卵が本当に美味しい。いなり寿司も好き。わさび付けて食べちゃう。バカとは言いたくない、幸福な舌を持ってる。

あ〜この後寿司食べに行こうかな…でも遠いからやめとこうかな。近いからスーパー行っちゃおうかな!?いや寒いからやめようかな。どっちも自分で選べるんだ。選択肢があるのって嬉しい。金曜日なのも嬉しいな〜。

ボールパイソンが2歳になりました

 

お久しぶりです。昨日10月15日は我が家の太くてデカい蛇ことボールパイソンのモニカのお誕生日でした。

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いつも通り、ペットの飼育管理アプリ:うちっ子ログさんが勝手に作ってくれたバースデーカード。おめでとう❣️

モニカが我が家にやってきたのは2021年3月31日。町田にあるボールパイソン専門店のDEU Reptilesさんからやってきました。モルフはモハベルッソ。

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めちゃくちゃイケてる写真を撮ってくださった。白い身体に碧眼って芸術品か……。

モニカはアメリカのブリーダーさんのところで生まれて船便で遥々やってきた子です。当初の予定ではもっと早いお迎え予定だったんだけど、その頃は寒波が凄まじく遅延が重なったようで結局3月末に来日しました。

本当は生まれたて超赤ちゃんの頃から育てたかったから最初は残念だったけど、今考えたら寒さに弱い熱帯の蛇を真冬ではなく春先に迎えられて良かったと思います。超赤ちゃんの頃に立ち上げるより、ちょい育ったサイズの方が安心感もあるし。

そして待ちに待った初対面の日。感動の私ミーツパイソン🙋🏻‍♀️🐍

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可愛過ぎる……ッ

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船の中でもしっかりご飯食べてたようで、生後5ヶ月目で228gでした。

一時期拒食もしてたけど、最初こそ精神を病めどボールには付き物なので今では気にならなくなった…。

拒食明けて爆食いちゃんになってくれて、2歳になった今は立派に育って1.5kgです。

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あぁ^~スバラシイカラダノヒト^~

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蛇のほっぺぷにからしか取れない栄養素がある。右奥のぷにくまパンダと同じくらい柔らかそうじゃないですか?

 

モニカの種類にはずっと憧れていて、数年前まではまさか飼育できるなんて思ってもいなかった…。自分がというか、人間が飼育できるなんて考えつきませんでした。今ではそんな憧れの蛇を自宅でいつでも鑑賞できる環境にいます。その状況に未だ感動……。

大学生の頃、札幌ファクトリーで開かれていた『サワレルハチュウルイ展』。多分2018年頃だったかな?文字通り展示されてる爬虫類を実際に触ってみよう!的なイベントで、ブース入ってすぐにハーネスつけられたフトアゴが鎮座してた気がするんですが、お触り可能だったので当然撫でたと思います(全ての記憶が曖昧)。

そこで初めてモニカと同じ種類の蛇を見ました。元々爬虫類は大好きだったけど、こんなに美しい蛇が存在することに驚き。

蛇の首巻き体験ができるとのことだったので、迷わず巻いてもらいました✌️😄✌️

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顔隠してるんですが、目も当てられないくらいニヤニヤしています。

この頃はまだボールパイソンなんて種類も知りませんでした。でも、大学卒業後に就職して実家を出て、一人暮らしの部屋でコーンスネークのへび太を迎えた後、Twitterで蛇垢を作り、多種多様な蛇の情報を収集する中でこの美しい蛇の輪郭が少しずつ掴めてきました。

あの白い身体に青い眼を持つ蛇はボールパイソンという種類で、ホワイトタイガーと同じくリューシ(白変種)だから身体が白くて、遺伝子の掛け合わせによって眼の色は青もしくは黒になって、ルッソというモルフの遺伝子が入っていると特に白くなるかもしれなくて、飼育難易度はこんなもんで、やたらと拒食するけど習性だからそんなに病む必要はなくて、湿度が必要で、雌雄で値段が違って、雌の相場はこんぐらいで……。全体像を大体把握しながら、あんなに神の使いのように美しい蛇でも容易に飼育可能なんだなあ、すごいありがたい話だな……と静かに興奮しながらお迎えを決めたわけです。

 

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最後に、レイアウトになるかなと思って入れたモササウルスのおもちゃに食べられていたモニカの姿を。めちゃくちゃ笑った。どうやってそうなった?

動物の気の抜けた可愛らしい姿を間近で見られるのは飼い主の特権だね〜。

ちなみにこのモササウルス、飾ってみたもののモニカの邪魔になるなと思ってもう撤去しました笑

これからもちょっとずつ成長して、目指せ4kgの巨体🥳

蛇が水に浸かっている姿からしか摂取できない栄養素がある

我らがへび太の今朝の様子です。

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蛇が水に浸かってる姿って良いよね……。

鱗が水を弾く感じとか、とぐろを巻いて水面からひょこっと顔を出してるのも可愛いし、大人しく涼んでるのもとっても良い🥰

何より、蛇が水浴びしてるところって野生下での姿が垣間見える感じがして少し妖しげで良い…🤤

まあ、長時間水入れに入りっぱなしだと湿度不足やダニの寄生を疑わなきゃだから悠長にしてられないけど。

へび太くんが水浴びをするのは結構珍しいから大丈夫だと思われる。

 

このタッパも小さくなっちゃったんだなあ。ぎゅうぎゅうに詰まってて、そこが可愛いけどちょっと狭そう。

下は去年の10月頃。同じタッパの筈なのに、だいぶ余裕がある!蛇の成長スピードを感じる……。

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水入れを替えないといけないね。

成長と共に備品が小さくなっていって大きいサイズと交換するのって、ペット飼育の醍醐味ですよね🥳

今度もタッパにしようか、それともお洒落なやつにしようか悩むなあ。幸せな悩み🥰

 

今回本当に可愛すぎて撮りすぎてしまった。

水浴びしてるのに気付いた瞬間、可愛すぎて別角度から2枚激写してしまう。

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スライド扉を開けて間近で撮影。ビビられて潜水される。驚かせてごめん!!!可愛い〜〜( ;  ; )

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蛇の正面顔からしか摂取できない栄養素がある(しつこい)

めっっっちゃ可愛い!!!何そのおちょぼ口???いや舌を出す穴!!!顔乗せてるとぐろムチムチだよ、可愛いね〜。
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爬虫類飼育者の皆さんなら分かってくれると思うけど、カメラロールこんな感じになりません?

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同じような写真ばっかに見える???それは違う!!!この子ら確かに動きは少ないけど、毎回「表情」が違うんだよ〜〜。

本当は動画載せたかった。はてなブログに動画埋めるのややこしそうだからやめた。時間ある時にまた調べて、載せられそうなら載せてみる。

 

最後に、今朝シェルターの上に鎮座していたへび太くんです。

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コーンスネークが2歳になりました&ずっと飼いたいと思ってる生き物がいたら飼った方が良いよ!という話

7月は我が家に一番先にやってきたコーンスネークのブリザード:へび太くんのお誕生月でした。

2歳おめでとう*ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭* ੈ✩‧₊˚

(使ってるペット管理アプリは生まれた月日まで登録しないとバースデーカードが作られない仕様らしいので、代わりに私の"作品"を載せておく…)

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ネズミケーキでお祝い🍰🐭(?)

 

へび太をお迎えしたのは2020年10月。

生まれたのが7月だから、この頃は多分生後3ヶ月くらいの赤ちゃんだった。お迎えした当初はこんなに小さかったへび太。

幼い頃は鱗が出来上がってないから体内の赤みが表に出て、白蛇というよりピンク蛇っぽくなってた……。

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こういうカップに入れられてきた。

赤ちゃんフォト

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なぜこんなに幼蛇の頃の写真があるかというと、可愛くて撮りすぎちゃうのは勿論だけど、へび太を迎えた最初の方に彼女が「赤ちゃんの頃はすぐ過ぎちゃうから沢山写真撮っておきなね!」と言ってくれたからです。優しいね〜大好き(突然の惚気)

フォロワーには「虫かと思った」と言われる始末。めちゃくちゃ笑った。小さすぎてびっくりよね。

この頃は本当にすばしっこくて、私も蛇を触るのに慣れてなくて、メンテナンスの時に数分間対峙し合ってたこともあった。これはいけない。蛇を無駄に怯えさせてしまってるから。

でもへび太は温厚で、一度も噛んでこず、私も勇気を出して試行錯誤してたら徐々に※コツを掴んできて、段々触らせてもらえるようになってきた。

(※片方の手で蛇の視界を覆うようにして動きを封じ、もう片方の手で身体を下から掬うように掴むと良いです。)

 

そんなへび太くん、今でこそアダルトラットの小さいのくらいはもそもそ飲み込んで余裕で消化するけど、赤ちゃん時代はピンクマウス(以下ピンマ)のサイズをSからMに移行するのにとても苦労した。

2度吐き戻しさせてしまった。蛇の胃酸は餌の骨をも溶かすほど強力なので、一度飲み込んだ餌を吐き出すとダメージが非常に大きいみたい。しかもまだ生後何ヶ月とかの赤ちゃんが続けて吐き戻すのは命に関わる。

蛇が吐き戻しをする原因はいくらかあるけど、その時悪かったのは餌の鮮度だと考えている。自戒として、詳細を書きます。

問題の冷凍ピンマMは、へび太を迎えた爬虫類ショップではなく、当時の私の家から距離がかなり離れている別のお店で購入した。11月頃だったので寒いし、保冷袋もいらないだろうと思ってピンマの入ったビニール袋をそのまま片手で持ちながらのんびり帰った。これがいけなかった。おそらく、ピンマは帰り道の時点で徐々に溶け出していた。冬だったので電車も暖房がかなり効いていた。持ち帰る道中で鮮度がかなり落ちたピンマ。そんなの食わされたら、そりゃ吐き戻す……つまり悪いのは私です……。

反省点としては、ショップで冷凍餌を買う時は保冷袋を持って行くこと、速やかに帰ることの2点かな。当たり前のことですね……。

3度目のチャレンジは1ヶ月ほど日を空けて、ネットショップで新鮮なピンマMを購入し、念のためにレプラーゼという爬虫類の消化を助ける粉を塗して給餌。

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全く問題なく消化。それからはレプラーゼ常備、餌もネットショップで購入しています。吐き戻しは一切なし。持ち直してくれて本当に良かった……。

 

今では立派な成蛇に育ったへび太くん。体長は1m超えて、体重は450g程度。順調。今年の3月〜5月末までは発情期の関係で全く餌を食べなかったけど、それも成長の証。嬉しいよ〜。

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へび太を迎えて、初めて生き物を自分一人の手で育ててみて、責任感や観察眼、あと情緒的な色々が育まれた実感がある。何よりも存在が愛しい!家に帰れば、大好きなへび太がいると思うといつも嬉しくなる。

 

ところで、大好きな生き物が飼える種類で、飼いたいと感じたことが一度でもあるなら絶対迎えた方がいいと思う。(もちろん飼育難易度や寿命の確認、最期まで面倒をみる覚悟を決める等は必要ですが。それは当たり前のことなので。)

コロナウイルスが感染拡大を始めた初年、自粛生活が続いたことでペットを飼い始める人が増えたけど、まさに私もその一人。

それまで何もなかったのに、ある日突然「生き物を飼いたい」という欲求が高まり、自分に動揺。しかし、生き物の温もりが欲しい、安らぎが欲しい!……という思いは次第に強まるばかりだったので、どうせ飼うなら大好きな爬虫類にしようと思い、お迎えを決めた。爬虫類に温もり、無いけどね!変温動物なので。だから何? 

元々実家にいた頃は餌の関係で親に反対され、お迎えを諦めていた爬虫類。大好きなのに。動物園に行っても真っ先に爬虫類館に走っていくのに。なんかのイベントで「蛇の首巻き体験」的なのがやってたら一目散に並ぶのに。熱川バナナワニ園に行くのは私の夢の一つなのに。

……的な感じで、多分爬虫類に関しては私の中でずーっと未練が残ってたんだと思う。でも段々別の趣味や好きなことを見つけて、そっちに注力してるうちに離れていっちゃってたんだ。気持ちはずっとそこにあるのに。

だから、その時は突然「生き物(爬虫類)を飼いたい!」という気持ちが湧いてきたように感じたけど、今思うと単純に燻り続けていた願望を思い出したというだけのことだった。

その頃には私はもう実家を出て一人暮らしをして、自分で人生の大体を決められるようになっていた。幸い当時住んでいたマンションはペット可物件で、何よりもラッキーなことに彼女は私が爬虫類を飼育することを受け入れてくれた。条件は全て揃っていた。あとは爬虫類の中でも何を飼育するか決めてその子を迎えに行けば良いだけだった。

そんなこんなで、今は大好きな蛇3匹と一緒に生活している。餌を間近であげて、糞の掃除をして、毎日温湿度を確認して、蛇のコンディションが良さそうなら手に乗せて遊ぶこともできる。自宅にいながら、蛇を首に巻き付けることもできる。

心から大好きな生き物を飼うと、大切にしたい、幸せにしてあげたいと自然と思える。日々観察してるだけで楽しい。設備投資やもしもの時の治療も金に糸目を付けずがっつりできる。これはとても素晴らしいことだと思う。2年前と比べ、私の人生の楽しさは格段に上がった。自宅に蛇を迎えて本当に良かった。

コロニジが1歳になりました

先日7月8日、我が家のグレー代表(?)であるコロンビアレインボーボアのけむりちゃんが1歳になりました。

おめでとう*ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭* ੈ✩‧₊˚

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(使ってるペット管理アプリが勝手に作ってくれたバースデーカード)

 

七夕の次の日がお誕生日なので覚えやすくてありがたい。

(記事の投稿が遅いよね〜。ずっと書こうとは思ってたんだけど……やる気が出るのを待っていたらもう末日近くに)

 

当日、たまたま給餌日だったこともありケーキでお祝いする感覚でラットをあげてみた(?)

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美味しそうに食べてくれて何より。コロニジは小さい頭で大きめの餌をするする呑んでいくから本当にすごい。見ていて気持ち良い。

 

去年、コロニジのKEMURIを繁殖されているブリーダーさんのもとでハッチ(孵化)したのを見てすぐにDMで連絡をとり、3ヶ月後のぶりくら(国内繁殖の個体のみを扱う爬虫類・両生類のイベント)でお迎えしたのがけむりちゃん。

 

まだ生まれて間もない赤ちゃんの頃は本当にちんみりしたサイズだった……。私の指1本に絡みついてくれた時は母性がドッと溢れ出た。そのあと噛まれたけど(^-^)それも可愛い!

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この頃は50g程度。大さじ4以下(?)

まだ色がくっきりしてる〜!綺麗な紫色。

コロニジは成長するにつれ徐々に柄が消失し、最後にはほぼ単色くらいになるという成長の過程の色変化を楽しめる最高の蛇。

 

でもその後すぐ、私が構い過ぎてしまったストレスか餌の量が少なくて水分が足りなかったのか、全身脱皮不全にさせてしまった……。

 

最初は温浴を試したけど、皮膚同士が癒着してしまっていたからか上手くいかず、無理に皮を引っ張ったせいで怪我もさせてしまった。

 

1ヶ月ほど動物病院に通い詰め、抗生剤や点滴を何度か打ってもらった。抗生剤のお陰で怪我の赤みは引いていったが、脱皮の方は進まないままだった。多分、餌が食べられないから水分不足で脱げなかったんだと思う。

医師からは「生まれつき身体が弱い個体かもしれない」と言われてしまった。毎日悲しくて気分の落ち込みが激しかった。

そろそろ餌を食べないとまずい段階に入っていたため、病院で指導を受け、人生で初めてのアシスト給餌を試した。

あんなに攻撃的で元気だったのに、掴まれる時に少し身体をよじらせただけで、後はされるがままになっていた。

 

餌の水分が体内に行き渡り、その数日後にけむりちゃんは脱皮をした。

 

お腹から腰にかけては脱げていなかったので、温浴してから手で擦ってやったところ、見事全身脱げた。一度噛まれかけたけど、気力や体力が戻ってきた証だと思うと本当に愛おしく感じた。

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(手で擦って脱皮を手伝ってやったときの皮。古い皮は茶色っぽい色になる……。)

 

それからは、けむりちゃんについては極力ハンドリングは避けることと、餌を多めにあげることを意識して育てるようにした。

成長に伴い、性格もおとなしくなっていった。

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徐々に脱皮不全は無くなり、数ヶ月後には一人(一匹?)で全身つるんと脱げるようになった!

 

脱皮不全にさせてしまっていた期間があったから、平均より成長は遅め……ごめんね。元気になってくれてよかったよ。

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(今日撮影したけむりちゃん。体重は490g!一年前から10倍以上に育ってる。)

 

コロニジは数年かけて徐々に仕上げていく方が良いという話も見た。これからも自分たちのペースでゆっくりいこう。

潰れてる…

コロンビアレインボーボアのけむりちゃん。

 

成長してきたので大きいシェルターも買ったんだけど、ずっと使ってるやつにも愛着があるのか今日はそっちに入ってた。

 

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潰れてる…笑

口が歪んでてかわいい。

 

よく入れたなあ。蛇って(種類にもよるけど)すんごい身体柔らかいね。

 

大きくて太い方の白蛇に血痕が付いていた

我が家には3匹の蛇がいる。その中でも、とりわけ大きくて存在感があるのがボールパイソン。名前はモニカ。

白い身体に青い目を持つ非常に美しい姿をしてて、私が蛇を飼育する前からずっと憧れていた蛇。

 

↓読まなくても良いうんちく

メラニンが欠乏して目が赤く見えるアルビノとは違って、モニカは色素自体が減少して皮膚が白化するリューシスティックに当たる。有名なホワイトタイガーもこのリューシスティックに該当する。略してリューシ。モニカのように青い目を持つ個体は、主にブルーアイリューシと呼ばれる。黒目の個体はブラックアイリューシと呼ばれる。

 

そのため、身体に汚れが付着するとやたらと目立つ……排泄後、そんなに目が良くないのかなぜか自分の💩に突っ込んでしまって美しい顔や身体に茶色い染みが付着していることが時々ある。綺麗な顔して結構抜けてるモニカ様もかわいくて素敵だと思う。そんな時は桶にぬるま湯を溜めて身体を擦ってやるとすぐ取れる。顔についちゃってるときはそーっと指で優しく擦ると、1秒くらいは耐えてくれるのでストレスになりすぎない程度に繰り返す。これで元の美しい姿に戻る。

 

今日はテレワークだったので、終業後、いつものように蛇マンションを眺めていた。疲れた身体でだらっと椅子に座りながら蛇をぼーっと見ていると穏やかな優しい気持ちになる。

いつもは隠れ家の中でじっととぐろを巻いているモニカが、今日は珍しく動いていた。長い身体をぐーっと伸ばしてケージ内を探索する蛇の姿はやっぱり迫力がある。これぞ蛇飼育の醍醐味……と思っていると、モニカの胴体の側面に赤茶色の染みが少しだけ付いているのが見えた。

ケージを覗いても特に排泄している様子は見受けられない。もう少し注意深く観察すると、尻尾にも赤茶色がべったりと付いていた。

どこかに引っ掛けて怪我でもしていたら大変、急いでケージからモニカを取り出して全身をチェックする。それでも出血しているような箇所は見られない……様子も元気そうで、重たい身体を安定させるべく私の身体に巻き付いてきた。

傷はないようだったので一安心。じゃあ何の汚れだろうこれ……と思いながら首にモニカを引っ掛けて桶にぬるま湯を溜めつつ思い当たる節がないか考えていた。

モニカの身体を湯につけて汚れを擦っていると、思い出した。多分これ、昨夜与えたラットの血だ……!!

 

私が蛇たちに餌として与えている冷凍ラットは、解凍後に鼻先から血が出ることがよくある。

警戒心が強くてナイーブなモニカは、私がラットをピンセットで摘まんで差し出しても食べないので基本的に置き餌。そのため、昨夜もいつも通り隠れ家の前にラットをそっと置いてから眠った。

翌朝見てみると、今回は気分じゃなかったらしく食べられもせず放置されていたラットがわびしく横たわっていた。処分後、ペットシーツにはラットの血が付着していた。

おそらく、昨夜モニカは隠れ家から出て夜中にケージをうろついていたんだと思う。その間に、まだ血が乾ききる前のラットの鼻先に触れてしまって身体が汚れてしまったんだ。

 

なんともなくて良かったです、本当。

 

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(ぬるま湯に漬けられたモニカ。でかくなったなあお前……)

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(綺麗になって無事ケージに戻されたモニカ。今度はスルーせずちゃんと食べてね)