アオウオの生簀に落ちたら

巨大魚がウヨウヨ泳ぐ生簀や水槽に落ちる状況をよく想像してしまうので付けたタイトルです。アオウオは今一番私の中で熱い魚です。ブログアイコンはアオウオでは無いです

コーンスネークが2歳になりました&ずっと飼いたいと思ってる生き物がいたら飼った方が良いよ!という話

7月は我が家に一番先にやってきたコーンスネークのブリザード:へび太くんのお誕生月でした。

2歳おめでとう*ଘ(੭*ˊᵕˋ)੭* ੈ✩‧₊˚

(使ってるペット管理アプリは生まれた月日まで登録しないとバースデーカードが作られない仕様らしいので、代わりに私の"作品"を載せておく…)

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ネズミケーキでお祝い🍰🐭(?)

 

へび太をお迎えしたのは2020年10月。

生まれたのが7月だから、この頃は多分生後3ヶ月くらいの赤ちゃんだった。お迎えした当初はこんなに小さかったへび太。

幼い頃は鱗が出来上がってないから体内の赤みが表に出て、白蛇というよりピンク蛇っぽくなってた……。

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こういうカップに入れられてきた。

赤ちゃんフォト

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なぜこんなに幼蛇の頃の写真があるかというと、可愛くて撮りすぎちゃうのは勿論だけど、へび太を迎えた最初の方に彼女が「赤ちゃんの頃はすぐ過ぎちゃうから沢山写真撮っておきなね!」と言ってくれたからです。優しいね〜大好き(突然の惚気)

フォロワーには「虫かと思った」と言われる始末。めちゃくちゃ笑った。小さすぎてびっくりよね。

この頃は本当にすばしっこくて、私も蛇を触るのに慣れてなくて、メンテナンスの時に数分間対峙し合ってたこともあった。これはいけない。蛇を無駄に怯えさせてしまってるから。

でもへび太は温厚で、一度も噛んでこず、私も勇気を出して試行錯誤してたら徐々に※コツを掴んできて、段々触らせてもらえるようになってきた。

(※片方の手で蛇の視界を覆うようにして動きを封じ、もう片方の手で身体を下から掬うように掴むと良いです。)

 

そんなへび太くん、今でこそアダルトラットの小さいのくらいはもそもそ飲み込んで余裕で消化するけど、赤ちゃん時代はピンクマウス(以下ピンマ)のサイズをSからMに移行するのにとても苦労した。

2度吐き戻しさせてしまった。蛇の胃酸は餌の骨をも溶かすほど強力なので、一度飲み込んだ餌を吐き出すとダメージが非常に大きいみたい。しかもまだ生後何ヶ月とかの赤ちゃんが続けて吐き戻すのは命に関わる。

蛇が吐き戻しをする原因はいくらかあるけど、その時悪かったのは餌の鮮度だと考えている。自戒として、詳細を書きます。

問題の冷凍ピンマMは、へび太を迎えた爬虫類ショップではなく、当時の私の家から距離がかなり離れている別のお店で購入した。11月頃だったので寒いし、保冷袋もいらないだろうと思ってピンマの入ったビニール袋をそのまま片手で持ちながらのんびり帰った。これがいけなかった。おそらく、ピンマは帰り道の時点で徐々に溶け出していた。冬だったので電車も暖房がかなり効いていた。持ち帰る道中で鮮度がかなり落ちたピンマ。そんなの食わされたら、そりゃ吐き戻す……つまり悪いのは私です……。

反省点としては、ショップで冷凍餌を買う時は保冷袋を持って行くこと、速やかに帰ることの2点かな。当たり前のことですね……。

3度目のチャレンジは1ヶ月ほど日を空けて、ネットショップで新鮮なピンマMを購入し、念のためにレプラーゼという爬虫類の消化を助ける粉を塗して給餌。

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全く問題なく消化。それからはレプラーゼ常備、餌もネットショップで購入しています。吐き戻しは一切なし。持ち直してくれて本当に良かった……。

 

今では立派な成蛇に育ったへび太くん。体長は1m超えて、体重は450g程度。順調。今年の3月〜5月末までは発情期の関係で全く餌を食べなかったけど、それも成長の証。嬉しいよ〜。

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へび太を迎えて、初めて生き物を自分一人の手で育ててみて、責任感や観察眼、あと情緒的な色々が育まれた実感がある。何よりも存在が愛しい!家に帰れば、大好きなへび太がいると思うといつも嬉しくなる。

 

ところで、大好きな生き物が飼える種類で、飼いたいと感じたことが一度でもあるなら絶対迎えた方がいいと思う。(もちろん飼育難易度や寿命の確認、最期まで面倒をみる覚悟を決める等は必要ですが。それは当たり前のことなので。)

コロナウイルスが感染拡大を始めた初年、自粛生活が続いたことでペットを飼い始める人が増えたけど、まさに私もその一人。

それまで何もなかったのに、ある日突然「生き物を飼いたい」という欲求が高まり、自分に動揺。しかし、生き物の温もりが欲しい、安らぎが欲しい!……という思いは次第に強まるばかりだったので、どうせ飼うなら大好きな爬虫類にしようと思い、お迎えを決めた。爬虫類に温もり、無いけどね!変温動物なので。だから何? 

元々実家にいた頃は餌の関係で親に反対され、お迎えを諦めていた爬虫類。大好きなのに。動物園に行っても真っ先に爬虫類館に走っていくのに。なんかのイベントで「蛇の首巻き体験」的なのがやってたら一目散に並ぶのに。熱川バナナワニ園に行くのは私の夢の一つなのに。

……的な感じで、多分爬虫類に関しては私の中でずーっと未練が残ってたんだと思う。でも段々別の趣味や好きなことを見つけて、そっちに注力してるうちに離れていっちゃってたんだ。気持ちはずっとそこにあるのに。

だから、その時は突然「生き物(爬虫類)を飼いたい!」という気持ちが湧いてきたように感じたけど、今思うと単純に燻り続けていた願望を思い出したというだけのことだった。

その頃には私はもう実家を出て一人暮らしをして、自分で人生の大体を決められるようになっていた。幸い当時住んでいたマンションはペット可物件で、何よりもラッキーなことに彼女は私が爬虫類を飼育することを受け入れてくれた。条件は全て揃っていた。あとは爬虫類の中でも何を飼育するか決めてその子を迎えに行けば良いだけだった。

そんなこんなで、今は大好きな蛇3匹と一緒に生活している。餌を間近であげて、糞の掃除をして、毎日温湿度を確認して、蛇のコンディションが良さそうなら手に乗せて遊ぶこともできる。自宅にいながら、蛇を首に巻き付けることもできる。

心から大好きな生き物を飼うと、大切にしたい、幸せにしてあげたいと自然と思える。日々観察してるだけで楽しい。設備投資やもしもの時の治療も金に糸目を付けずがっつりできる。これはとても素晴らしいことだと思う。2年前と比べ、私の人生の楽しさは格段に上がった。自宅に蛇を迎えて本当に良かった。