私は3匹の蛇と一緒に暮らしている。白蛇2匹と、灰色の蛇が1匹。
もうずっと幼い頃から爬虫類が大好きで、動物の中なら一番好きでたまらなかった。
何かしら飼いたかったけど、実家にいる頃は親のストップがかかっていて無理だった。
就職して家を出て次の年、新型コロナウイルスが蔓延し、ステイホームの日々が続いたある日、突然蛇かトカゲがずっと欲しかった気持ちを思い出した。
早速いろいろ検索してるうちに、真っ白な身体に赤い目の蛇の赤ちゃんか、いぶし銀風の渋い身体に青い舌のトカゲの赤ちゃんか2択で悩んだ。なんとなく縁起良さそうだし世話も楽そうだなと思って白蛇にした。下心丸出しです。
彼女に相談したところ、快くOKが出た。優しい大好き。
そうなったら即行動、私を阻むものは何もない。次の休みには爬虫類ショップを梯子し、いろんな蛇の赤ちゃんを見せてもらった中で一番ピンときた子を迎えることにした。
それから蛇の飼育を始めて、あれよあれよと言う間に蛇が2匹、3匹と増えていった……。もうそろそろ自分のキャパをオーバーする気がするので、お迎え欲を抑えるためにツイッターの蛇飼育アカウントと、爬虫類ショップのサイトに行くのをやめました……。
今はリビングの片隅におよそ横100cm×縦150cm×奥行50cmくらいのデカメタルラックを置かせてもらって、その棚に蛇たちのケージを一つずつ設置している。
(湿度保持のためにビニールシートをかけてるのと、一番上にいるビビりの白蛇のための目隠しで、見栄えはあんまり良くない。いや言い訳かな、もっとおしゃれにできるはず……)
この蛇マンションは4階建てで、1階は管理人の私が蛇たちの世話をする用品とか本を置いている。
2階には、一昨年に人生で初めて迎えた細長い雄の白蛇がいる。目は赤い。この子の名前はへび太。
(ワニのフィギュアの上で鎮座するへび太。彼女撮影🥰 コーンスネークという種類の蛇で、ブリザードという品種。白くて目が赤いけど、アルビノとはまた違う。最高に美しい。お迎えしたショップでは最初雌だと言われてて、ちょうど雌が欲しかったから喜んでいたら実は雄だった。爬虫類あるあるらしい。性別の判別に若干のテクが必要みたい。でも全然良い!可愛くて大人しい、しかもよく食べる)
3階には、去年の秋に迎えた灰色蛇の子ども。雌。コロンビアレインボーボアという種類の蛇で、名前の通り角度によっては虹色に輝く。原種ではなく、KEMURI(けむり)という珍しい品種。煙草の紫煙のような色味だからこの名前なんだって。もっと成長してフルアダルトになると模様は消失し、美しい紫がかったグレーの単色蛇になる。名前はそのままズバリでけむりちゃん。この子が我が家で1番の高額蛇……。
(幽幻な雰囲気。めっちゃ美蛇。もっとちっちゃな頃は好戦的な性格でよく噛んできたので、触れ合ったことはあんまりない。最近は丸くなってきたけど、まだちょい怖くて最低限の触れ合いになっている。でも爬虫類にとってはそれくらいがちょうど良い距離感かも)
最上階には、去年の春に迎えたデカくて太い白蛇。この子も雌。ボールパイソンという種類で、モハベルッソという品種。白い身体に青い眼。とんでもなく美しい……名前はモニカ。今は1.3kg。
(我が家の中で一番大きくて、おそらく一番ナイーブ。デリケートな美蛇。少しでもストレスがあるとすぐ拒食するので、対策としてカーテン代わりのタオルをかけてあげている。でも一度も威嚇されたことすらなく、ずっと大人しくて優しい性格。自分の💩に突っ込んで行ってしまうことがあるらしく、たまに美しいお顔が汚れている)
最後に、今日の蛇たちの様子です。
テレワーク用の机が蛇マンションの前にあるので、仕事の合間に振り返って蛇たちの様子を見ることができる。最高の環境。みんな、いつも癒しをありがとう。